Room Spindrift
うぃんでパ〜
update: 2000/06/23
ちゅうわけで、こちらでは増井さんのインライン版POBoxで使うかな漢字変換用の辞書の中身をWin32の環境で眺めてみることにします(なるほど。だから「うぃんでパ〜」なのか)。MacやUNIXなみなさんには…なにかの参考になればさいわいです。なにかって、なんじゃい。
お願い:
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そうそう。なにぶんわたくしperlはど素人なので、間違い・勘違い・インチキを書いているかもしれません。どうぞご指摘ください。
まずは必要なソフトを入手しましょう。
増井さんのインライン版POBoxと、公開されている辞書やツール。そしてperl for Win32です。
それではインストールしましょう。
まずはperl for Win32です。
なにも考えずにPw32i316.exeを実行してください。
c:\perl が作成され、必要なファイルが導入されます。
再起動すればsetupは終了。
めちゃ簡単。
これ以降perlのいろんなスクリプトが使えるようになるので、一挙両得っすね。
次に、辞書の置き場所を作ります。
ここでは c:\poboxinline としておきます。
エクスプローラを使い、c:\ のルートで右クリック、新規作成でフォルダを選択。名前を poboxinline とします。はい、できあがり。
最後に、ワンタッチで
辞書 → テキスト
テキスト → 辞書
ができるようにバッチファイルを作ります。
ここではインライン版POBoxに同梱されているperlスクリプトを利用することにします。
手順としては、辞書の置き場所に移動し、perlを起動して作業する、を考えてます。
まず、「辞書 → テキスト」のバッチファイルを作りましょう。
メモ帳をたちあげて次の内容をコピーします。
@echo off
@cd c:\poboxinline\
@c:\perl\bin\perl.exe c:\poboxinline\pdb2dic %1 new.txt
ファイル名を pdb2txt.bat として c:\poboxinline に保存してください。
今度は「テキスト → 辞書」のバッチファイルです。
メモ帳をたちあげて次の内容をコピーします。
@echo off
@cd c:\poboxinline\
@c:\perl\bin\perl.exe c:\poboxinline\dic2pdb %1 new.pdb
ファイル名を txt2pdb.bat として c:\poboxinline に保存してください。
はい、これで終わり。
さっそく試してみます。
エクスプローラでインライン版POBoxに同梱されている binbodic.pdb をドラッグして pdb2dic.bat にドロップします。DOS窓が開いてしばらくした後に終了、c:\poboxinline にnew.txtがあるのを確認してください。
で、その new.txt を txt2pdb.bat にドロップすると、あら不思議。new.pdb ができています。
ということで、
辞書ファイルは pdb2dic.bat にドロップ。
辞書テキストは txt2pdb.bat にドロップ。
てな使い方になります。
それにしても
perlって便利だなぁ〜。しみじみ。
あ、デスクトップにアイコンをコピーしておくと便利だと思う人もいるかもしれません。
ところで、インライン版POBoxで使う辞書のテキストファイルって、どんなフォーマットなんでしょう。
その答えは増井さんのインライン版POBoxのページにあります。また、百鬼丸さんの「俺とお前とc3」でも有用な情報が得られるでしょう。2000/06現在、「インラインPOBox を使い倒そう」という連載が進行中であります!
さあ、あなたも辞書を作ってみませんか(眺めるのが目的だったんちゃうんか)?
ときに、WindowsのIME、WXGで使う拙作出版社名辞書はこちらにあります。